ACTIVITY活動報告・成果
【名古屋大学】4年生 選択特別講義 「地域におけるIPE」を行いました。
2023.12. 1
2023年11月27日(月)8:50から17:30まで、名古屋大学医学科4年生選択特別講義「地域におけるIPE」で、ウェアラブルカメラを用いた模擬在宅訪問診療を多職種連携教育(IPE)として行いました。医学生13名、看護学生6名、薬学生7名、理学・作業療法学生6名、社会福祉学生10名の42名が6チームに分かれて受講ました。連携の重要性や難しさを模擬体験できる簡素なグループワークを行ったのち、家庭医/総合診療医でありかつ医療人類学修士でもある宮地純一郎先生から、「多職種連携の理想と現実」というタイトルで現場にいって経験すると思われるジレンマを含めた多職種連携についてのレクチャーを行いました。その後、多学科の学生が一つのチームとして、模擬患者・模擬患者家族のいる部屋を訪問する模擬在宅訪問診療を実施する課題に取り組みました。模擬訪問診療は、脳出血で急性期病院と回復期リハビリテーション病院を経て、1週間前に退院した患者さんに、初めて多職種チームとして自宅を訪問する設定で行いました。1つのチームが模擬在宅訪問診療を行っている様子を、360度カメラでライブ中継を行いました。加えて、模擬訪問診療を行っている多学科の学生と患者・家族はウェアラブルカメラを装着して各々の視野を録画しました。学生は、自分が診療を行なった経験、360度カメラの映像、ウェアラブルカメラで録画したさまざまな立場からの映像を比較しながら、自らの模擬診療を振り返り、同じ場面でも立場が違うといかに見え方が異なるかなどの気づきを共有しました。